Thursday, March 04, 2010

0304:昭和56年8月神奈川県佐島での出来事





合言葉は、今夜2時。。

とある大学の体育会ヨット部で起きた出来事。
4月に入学し、期待に胸を膨らませ、体育会ヨット部に入部。
8月からの本格的な合宿へと突入。
1年生の部員数は、20名ちょっと。。
合宿所は、今考えると人間の住むような場所ではない、海沿いの山の上。
ヨット部とはいいながら、浜との往復は、ワンゲル並みの山登りの試練。

おまけに、先輩達は強烈な個性の人ばかり。。

1年上の永遠の統制と呼ばれたI野さん。
とにかく気合の人。ヨットは気合だとばかり、クルーに対して愛の鞭。。
本当はやさしい人なのですが、愛情表現が激しいため、時に武闘派に変身する。
2年上の先輩には、関西弁バリバリのO崎さん。
これまた気合系。。

体育会全盛を感じさせる時代のヨット部。。

先輩たちのカワイガリに、限界に達していた1年生たちは、合宿所からの脱走を企画。
決行は、夜の2時。
先輩たちに気付かれないように、合言葉で「今夜2時」。
段取りは、一人を残して、全員が脱走。
証人として残る一人は、刀を持ってたたみの上で正座して、先輩が朝起きたときに脱走の事実を説明する役周り。。

合宿所は、神奈川県横須賀市佐島という、最寄り駅まで歩けないところ。
2時に合宿所を脱走した1年生は、夜道を延々と3時間以上をかけて逗子駅まで。。
そこから、各人、始発で自宅へ。。。

今回、話をいただいた脱走をしたS塚さん。。
自宅が、中央区の八丁堀。。
東京駅まで到着して、真っ赤に日焼けした顔に短パン、Tシャツのいでたちで、八丁堀の自宅まで歩いて帰宅。
出社を急ぐサラリーマンにまぎれ、かなり怪しかったとのこと。

佐島の合宿所では、1年が証人を残して脱走したとのことで、大騒ぎになっていたとのこと。

それから数日後、先輩からのお達しは、1年生全員クビ。。の通告。。
今のヨット部からしたら、考えられないことではあるが、やはり筋を通すという点では、曇りのない決断だったのかもしれない。
その後、数人が復帰を許された模様。。

この代、最終的には、5名のOBが名簿に残っている。。

サバイバルを感じる。。

今回、お話をいただいた、S塚さんが経営している八丁堀の山城屋でお伺いした話。。
S塚さんと同期の束田さんがこの店で今後のヨット部現役指導をどうするかで打ち合わせ。。。
部員が減少して4人しかいない話をすると、S塚さんから寄付の申し出。。(多分、勢いだと思いますが。)
S塚さん、気持ちよく飲ませていただきありがとうございました。

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