Friday, March 25, 2011

20110325:みずほ銀行のトラブルについて思うこと

みずほ銀行のシステムがようやく正常化されたようである。
25日は、給与支給日の会社も多く、どうなることかと思ったが、特に問題もなかったようである。

今回のみずほ銀行のトラブルで、自分への影響といえば、18日に振込みされるはずの給料が3連休明けの22日に振り込まれていた。
特に差し迫った決済を控えている訳でもないので、影響がないといえばなかったが、気持ちの悪いことである。
自分の銀行口座は、みずほ銀行とは直接関係のない銀行であるが、やはり銀行間でつながっているのか。

今回のトラブル、義援金の振込みが殺到して処理能力をオーバーしたことが原因と報道されているが、本当なのだろうか少々疑問を持つ。
義援金のトラブルでピークを迎えたとしても、その程度でシステムがダウンしてしまうほど、ぎりぎりの設計をしているのか。
効率化を追求するあまり、ピーク時を低く設定されているのか。
問題の本質は、知る人ぞ知るであるが、最近の傾向として、効率重視で危機管理についての意識が欠如する傾向にあるように思う。
確かに、スピードは重要であるが、システムは安定稼動が当たり前と思われる時代であればこそ、システムを構築する際に、有識者によるトラブルリスクの洗い出しを含めて、検討すべき項目をないがしろにすることは良くないことであろう。

トラブルに直面したシステムベンダーの気持ちを考えると、復旧に向けて最善を尽くされたと思うが、自分がいつも思うのはトラブルというのは発生する前に、未然に防止可能なことも多数あるということ。それは、やはり検討段階をおろそかにしないことと、プロの意見に耳を傾ける謙虚さであろうと思う。

とりあえず、落ち着いてよかった。
震災以降、なんか落ちつかない世情に、銀行のトラブルでは、沈静化するものもままならないであろう。

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