2026年6月8日月曜日

【AI】スマートグラスが変える世界 (20260608)

6月8日の日本経済新聞に気になる記事があった。

「中国の大学入試で『AI眼鏡』警戒 不正対策」




https://www.nikkei.com/article/DGKKZO96763980Y6A600C2EAF000/

中国の大学入学試験(高考)で、AIを使った不正行為への警戒が急速に強まっているという。
受験生がメガネ型の情報端末を持ち込もうとするケースに備えて、試験会場では厳しい検査が行われ、AIアプリを提供する企業も試験期間中に機能を制限する動きが広がっているとのこと。

かつての不正といえば、通信機能を使って外部の協力者に問題を送り、代わりに解いてもらうというパターンだった。
ところが今は、AIアプリの登場によって、その場で瞬時に正答が得られる時代になってしまった。もはや「外部の人間」すら必要ない。


「2034」の世界が、もう現実になっている

この記事を読んで、すぐに思い出したのが中島聡さんの著書『2034 未来予測――AI(きみ)のいる明日』(徳間書店、2026年2月刊)のChapter2「シースルー」だ。

作中では、ウェアラブルデバイス(スマートグラス)によって、これまでテキスト入力で動いていたAIが「目」と「耳」を手に入れるシーンが描かれている。

フィクションのはずだった話が、中国の試験会場でリアルに問題になっているとは。


スマートグラス市場、静かに爆発している

新聞記事によれば、中国におけるスマートグラスの出荷量は2025年に約95万台と、前年比でなんと36倍に増えたという。
スマートフォン大手の小米(シャオミ)や、IT大手のアリババ集団、新興企業のRokidなどが手ごろな価格の製品を投入し、急速に普及が進んでいる。


でも、やっぱりカッコよくないと売れない

ワシが注目しているのは、なんといってもMetaのスマートグラスだ。

Meta AI Glasses(公式)

MetaはRay-BanやOakleyにも出資しており、ファッション性という点で他社とは一線を画している。
スマートグラスといっても、結局「かけたいと思えるデザイン」かどうかで普及速度は大きく変わる。
その点、Metaはサングラス界の人気ブランドと組んでいるだけに、一般消費者への訴求力が格段に高い。

1〜2年もしたら、ワシも気がつけば買っているかもしれない。


スマホの次は、スマートグラスかもしれない

かつてフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行があったように、次の「当たり前」はスマートグラスではないかとワシは感じている。

……とはいえ、未来の街を歩く人々が全員メガネをかけているという光景を想像すると、ちょっと複雑な気持ちにもなる。
技術の進化は止められないけれど、それが「普通」になる日は、意外と近いのかもしれない。


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