今日も1日、春とは思えない寒さ。
ニュースで、日本近海の海流の流れが例年と異なるとのこと。
オフィスから晴海埠頭方面の海を望むことができる。
晴海埠頭に停泊中の船は、みな左舷側を岸壁に横付けしている。
ヨットのルールでまず覚えるのが「スターボード艇優先の原則」である。
ヨットに限らず、乗り物には、右舷と左舷がある。
右舷側をスターボード・サイド、左舷側をポート・サイドと決まりがある。
夜間航行が可能な船舶であると、航海灯が右舷、左舷に設置されている。
右舷の航海灯の色は「緑灯」、左舷の航海灯の色は「赤灯」と決められている。
すでに大航海時代からの決まりのようである。
「紅灯」が視界にある船舶を発見した場合、その船舶は回避義務がある。
このルールを利用してセイリング競技では、いろいろな駆け引きが繰り返される。
なぜ、右舷側をスターボードサイド(starboard side)と呼ぶのか。これは、船の方向を決める舵の操舵する位置が、右舷後方に設置されていた時代があったことに起因するようである。
左舷側のポートサイド(port side)は、右側に操舵があった場合、着岸する際に不便があったようで、そのためポートサイドと呼ばれていたようである。
晴海埠頭に停泊中の船も、必ずこのルールを守り、ポートサイド側で着岸している。
飛行機も同じで、スターボとポートがある。
空港で乗り降りする際、かならず、左側(ポート側)からタラップが降りていると思われる。
かなりオタクな話で、一般にはどうでもいいかもしれないが、これからヨット部に入部する部員には重要な話なので、ぜひ、このような歴史的なことも考えながら、ヨットの競技規則を学んで欲しいものである。
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