今日のニュースで、JAL機が右側エンジンのみで新千歳空港に緊急着陸したと報じられていた。
乗客乗員にケガもなく、無事に降りられたとのことで、まずは本当に良かったと思う。
飛行機好きのワシとしては、こういうニュースにすぐ目がいってしまう。
大学では航空宇宙学科に在籍していたこともあり、航空機の構造や仕組みには人一倍興味がある。
実は旅客機というのは「片肺飛行(エンジン1基停止)」でも飛べるように設計されている。
電源や油圧なども残ったエンジンで賄えるし、パイロットも必ずその状況を想定した訓練を受けている。
だから、今回のように片方のエンジンが止まっても、慌てず冷静に最寄りの空港に着陸できる。
まさに“フェールセーフ設計”の成果だ。
考えてみれば、ワシらの人生も同じかもしれない。
エンジン全開で順調に飛んでいる時もあれば、片方が止まってしまう時もある。
それでも残った力で何とか飛び続け、無事に着陸できる仕組みを準備しておくことが大事なのだろう。
ニュースを見ながら、学生時代に必死で学んだ航空力学や設計思想を思い出し、そして「人生設計のフェールセーフ」についても考えさせられた一日だった。
2025年9月4日(木)雨